臭気の証明


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いつも本ブログをご覧いただいている皆様、こんにちは。
病理検査室のホルマリン対策臭気調査をメインに行っている、
臭気判定士・作業環境測定士の佐藤です。

先日、宮城県の現場まで車で行きました。
以前、同じ現場に行くときに長距離運転が原因でぎっくり腰をやったのでヒヤヒヤしていましたが、無事に帰ってきました。

最近、お問い合わせの中で多いのが臭気の発生状況を把握したい、臭気があることを証明してほしいというものです。
方法は色々ありますが、内容を確認したうえで推奨することが多いのは臭気判定士による嗅覚での調査です。
なぜ嗅覚を推奨するのか、今回はとある倉庫での測定についてのご紹介です。

臭気判定士による調査

倉庫内の臭気の現状を把握したいということで、嗅覚とセンサーを使用して評価を行いました。
嗅覚では六段階臭気強度表示法と臭質の確認、センサーでは数値の確認をしました。
その時のセンサー値が下記の2つです。

センサー値1
  
センサー値2

208と596という2つの数字をみると、片方はにおいが無く、もう片方は臭気が強いように感じられます。
しかし実際は、臭気の質が少し違い、臭気の強さも少しだけ強かっただけで、どちらもかなり臭気が強いと感じました。
このように、センサーで数値化することで客観的な評価を簡単にできる一方、嗅覚で感じる状況と一致しないこともあります。
また、センサーだけではどんな臭気があるのかは全くわかりません。
そのため、センサーよりも嗅覚での評価を推奨することが多いのです。

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