こんにちは、悪臭スナイパーこと中丸です。
いつの間にか季節は春になりました。ぽかぽかと暖かく、なんとなく散歩に出たけたくなるような明るい季節ですが、この時期、私は自分の嗅覚に一抹の不安感じるのです。
臭気調査現場に行って、臭いがわからなかったらどうしよう・・・。
臭気測定で鼻詰まりしていたらどうしよう・・・と。
そう、何を隠そう、私は花粉症です。
臭気判定士さんは花粉症ならないのですか?とよく聞かれますが、当然、花粉症になります。そして鼻が詰まれば臭いは何もわかりません。
そうならないよう、薬、マスク、家に引き篭もる等、万全の対策をして現場に伺っております。
今年は去年よりも症状が軽いような気がしており、思い当たる節と言えば、カフェインレスです。
昨年からなるべくカフェインを取らないよう心掛けており、今の所、なにか体調が良くなれば、カフェインのせいだった!という事にしてます。(プラシーボ効果含・・・)
朝はスッキリ起きれるようになり、偏頭痛ともおさらばしました。あら不思議、花粉症も良くなったような~。ヘビーカフェインユーザーの方、ぜひお試しください。
さてさて、花粉症などお構いなしに、毎日現場へ出ておりますが、このところ臭気調査のご依頼が増えて来たように思います。
ちょっと変わった原因の臭気調査があったので、ご紹介させて頂きます。
とあるお店で、時折、雑排水系の臭気が店内で発生する事があり調査してほしいという依頼がありました。
お店にお伺いすると、うっすらと雑排水系臭気が漂っておりました。さっそく臭いを追っていくと、店内よりも天井裏のほうが、臭気が強いことがわかりました。
雑排水系の臭気であれば、まず疑うべきは衛生配管です。しかしながら、このお店は平屋建て。天井裏にはエアコンドレン管しか配管はありません。
当然、エアコドレン管からの臭気の逆流を疑います。
しかし、エアコン吹き出し口からは臭気はなく、エアコンドレン管からの臭気の逆流も検証しましたが、逆流はありませんでした。
ここまでなら、どんな水道業者様や空調業者様でもたどり着くところだと思います。
ここからが、臭いに特化した、臭気調査専門会社の腕の見せ所です。
再度天井裏を隈なく確認していくと、ある区画のみ、天井の建材を吊っている天井吊ボルトに錆が生じている事を発見。
新築の建物ではないため、錆が生じるのもおかしくはありません。しかし、なぜこの付近だけ錆びているのだろう・・・と。
錆びている箇所を絞り込んでいくと、外壁側の一部分の区画にだけ錆が生じているようでした。
錆びた天井吊りボルト
天井裏から見える場所も限られているので、外から外壁を確認する事としました。
外壁には屋根からの雨水を流す、雨樋しかありません。
こんなところから臭気が出てくるはずはないと思いながらも確認すると、雨樋の集水器付近で店内と同じ臭いを確認。
集水器の付近をよく確認してみると、屋根と外壁の境目が腐食でなくなっており、天井裏と通じているのを発見。雨水桝からトレースガスを流すと、天井裏でトレースガスの反応が確認でき、臭気の侵入ルートを発見する事ができました。
集水器と天井裏
腐食により天井裏と通じている
どうやら、浄化槽で処理した排水の配管に、上記の雨樋の配管を接続していた為、腐食性ガスを含む臭気が雨樋を逆流し、集水器付近で大気開放され、外壁を腐食。臭気が天井裏を通じて店内に漏洩していたようでした。道理で天井裏の吊りボルトが錆びていたわけです。
後日、雨樋の配管にトラップを付けてもらい、店内で臭気がなくなったというご報告を頂きました。めでたしめでたし。
天井裏の吊りボルトの錆から臭気発生原因を突き止めたという、珍しい調査事例でした。
雑排水・汚水臭の臭気なら九分九厘、発生場所を特定できます。発生源不明の臭気でお困りのことがあれば、ぜひ弊社にご相談ください。
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