本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
このブログは、臭気対策の専門会社である、
共生エアテクノの臭気判定士や臭気対策コンサルタントたちが、
スタッフ持ち回りで約10日に1記事、アップしております。
今回の担当は、代表の、ニオイ刑事こと、松林です。
何を書こうかな、と思いましたが、
ちょっとばかり騒動になったニオイのニュースについて
書かせていただきます。
3月下旬。
名古屋を中心とする東海地方にて
「何か焦げ臭い」という情報が多く寄せられ、
X(旧Twitter)などで話題になりました。
そのとき、におい刑事は、首都圏におりましたので、
実際にその臭いを嗅げなかったのですけども、
多くの人が
・焼き焦げ臭
・煙クサイ
・野焼きのような臭い
といったような臭質を感じられたようでした。
テレビ局やラジオ局からも取材やインタビューの
連絡をいただきました。
そのときの質問事項が
「今回の臭いの原因は、韓国の山火事ではないか?」
ということでした。
においデカとしては、臭いだけであれば
韓国から東海地方までニオイが飛散することは
考えにくいものの、
この季節特有の偏西風にのって、
黄砂やPM2.5などと粉塵や煙とともに
ニオイが乗ってきたら、
可能性としてはあり得るかもしれません、
とコメントしたところ。
夕方のニュース、そして翌朝のニュースにて
オンエアーされたとのことでした。
※写真は知人が送ってくれました。
さらに、
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee2591059373c665daf7a9d187ba17c20906140a
yahooニュースでもピックアップされたようで、
以前、取材いただいた新聞記者さんからもご連絡いただきました。
臭いというのは、弊社が実施している、
工場の臭気対策コンサルテーションにおける、
臭気拡散のシミュレーションによって、
ある程度、拡散・飛散する距離が推定できます。
しかし、臭気排出強度が、山火事クラスの規模になると、
なかなかそれは簡単ではありません。
2023年のカナダの大規模な山火事では、
800~1,000kmほど離れたニューヨークでも、
ススとか臭いがあったといわれていますから、
簡単に想像できる範囲は超えているのでしょう。
今回の韓国の山火事でも、一説では
17,000ヘクタールが燃えているという情報もあり、
まさに、東京ドーム約3,600個以上の面積が
燃えていると考えれば、臭気排出強度は
想像を絶するボリュームとなっていると予想されます。
それでも、ニオイだけであれば、
その粒子の大きさは0.3~1㎚(ナノメートル)と
いわれているため、拡散するのも速いと思われます。
ところが、偏西風が吹いていることと、
黄砂やPM2.5があることで、
そこに山火事で発生している煙などが
一緒に乗っかってしまうことによって、
なかなか臭いも拡散されず、
東海地方まで到達してしまう可能性は、あるのかなと考えます。
ちなみに、黄砂は1~10㎛(マイクロメートル)、
と言われていますので、つまり4,000㎚であり、
PM2.5は2.5㎛以下の微粒子でありますので、
ここに臭いや、臭いの発生源が混在すれば、
長い距離を拡散しないまま、飛散することは
なんとなく理解できるところかなと思います。
以前、2006年の事例では、
愛知県の田原市の堆肥臭が、海を越えて飛んでいき、
日間賀島や篠島まで飛散してしまい、
悪臭苦情になったこともあります。
距離にすれば、15~20kmになると思いますので、
条件が整えばそれくらいは飛んでいくのです。
弊社共生エアテクノでは、創業以来22年間、
この「ナノメートル」レベルの大きさである、
目に見えない臭いを、いかに視覚化できるか、
に取り組んできておりましてその方法として、
臭気監視システム「deomoni」が大ヒットし、
臭気コンサルテーションが必要とされたりと、
日々、臭気対策の業務に取り組んでおります。
身近なニオイのトラブルから、
工場や病院、施設などの臭気対策まで
弊社共生エアテクノではあらゆる
「臭い問題」に取り組んでおりますので、
臭気に関するご相談でしたら、まずは
お問い合わせください。
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