みなさんおはようございます、中丸です。
今週は某所まで出張にきておりまして、
汚泥堆肥化施設様の臭気対策コンサルテーションを実施しております。
坂道でエンストしている高所作業車を見かけたら、
それは私で御座います。
決してクラクションを鳴らす事なく、温かく見守ってやって下さいませ。
さてさて今回は「過去問から読み解く悪臭測定概論その1!」でしたね。
早速、においデカの奥さんでもある、<におい婦警>式○×クイズです。
[23年度の過去問 C:悪臭測定概論より]
Q31.入室式無臭室法は、比較的自然に近い状態でにおいを嗅ぐことができる。
A31. ○ その通り!
Q32.セントメーター法は、非常に手軽な方法で環境臭気測定に適している。
A32. ○ その通り!
Q33.ASTM注射器法は、測定機材が比較的安価で、信頼性の高い値が得られる。
A33. ○ その通り!
Q34.三点比較式臭袋法では、排出口試料と環境試料は、いずれも3倍系列の下降法で
試験が実施される。
A34. × 環境試料は上昇法で試験が実施されます。
Q35.硫化水素やメチルメルカプタンの分析には、ガスクロマトグラフ分析装置(GC法)
を用いる。
A35. ○ その通り!
Q36.アンモニアやトリメチルアミンの分析には、分光光度計を用いる。
A36. × トリメチルアミンの分析はGC法を用います。
Q37.トルエンやキシレンの分析には、ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC-MS法)を
用いる。
A37. ×(?) 私の持っている資料だと、GC-MSはアルデヒド類のみとありますが、
GC-MSでも分析可能だと思いますが・・・。出張から戻りましたら調べます(汗
Q38.(測定期間の精度管理に関して)嗅覚測定に関与する組織及び、実施体制を整備
し、信頼性の確保に努める必要がある。
A38. ○ その通り!
Q39.品質管理者は、臭気判定士でなければならない。
A39. × 嗅覚測定法精度管理マニュアル、第三章には、嗅覚測定法に関して十分な
知識と適性を有すると有ります。
Q40.測定担当者は、嗅覚測定法の実施に際しては、技術管理者の技術的指示を受けな
くともよい。
A40. × こちらも嗅覚測定法精度管理マニュアル、第三章に、技術管理者の指示に
基づいて嗅覚測定を実施と有ります。
それでは、次回「過去問から読み解く悪臭測定概論その2!」です。
まったく楽しくないですが、お楽しみに!
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Q33.ASTM注射器法は、測定機材が比較的安価で、信頼性の高い値が得られる。
・・・×、ASTM注射法は手軽な反面、データがばらつきやすい
Q34.三点比較式臭袋法では、排出口試料と環境試料は、いずれも3倍系列の下降法で
試験が実施される。・・・×、環境試料は「検定法」、排出口試料と排水試料は「下降法」
Q37.トルエンやキシレンの分析には、ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC-MS法)を
用いる。・・・×、アルデヒド類はGC・GC質量両方で分析できるが、トルエンなどはGCのみ
アンモニア・・・吸光光度法
アルデヒド類・・・GC、GC質量分析
その他・・・基本的にGC、ただし検出器が異なる場合がある
コメントありがとうございます。
執筆者こと悪臭スナイパーです。
Q33.注射器法は臭気の吸着・パネルの回答が主観的な為、バラつきが大きいです。
Q34.検定法と言うのですね。知りませんでした・・・。
Q37.私の学生時代の研究の記憶違いのようでした・・・。
検出器は硫黄を含むものはFPD
アルデヒド類はFTD
その他はFID
と覚えておけばOKですね。