工場臭気測定を行った際の意外な結果



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今回は、臭気判定士の原田が担当です。 

今回は工場臭気測定を行った際に、意外な結果となった臭気対策コンサルテーションについてご紹介いたします。

自動車部品の塗装工場から臭気対策相談を頂戴し、内容を確認すると塗装乾燥炉から排出されている排気臭気が周辺で問題になっているとのことでした。

塗装工場では、製品を塗料による塗装を実施し、その後乾燥させる工程があり、乾燥時に塗料が揮発し、塗料系の臭気が発生いたします。

場所が遠方ということもあり、現在の状況を電話ベースでやり取りさせて頂き、対象とする排気口は1系統であることが判明しました。

排出される臭気の強さ、周辺に与える影響などを検証するため、臭気対策コンサルテーションの実施を推奨させて頂き、排気口1系統を検証することになりました。

実際に現地にご訪問し、塗装工程が開始された際、乾燥工程の排気臭気よりも塗装工程の排気臭気がより強く感応されました。

現地で乾燥工程の排気臭気を採取しましたが、念の為塗装工程の排気も採取し、測定を実施いたしました。
  
  

※実際の写真とは異なります
  
  
臭気測定を行った結果、臭気濃度としては同じレベルでしたが、排気風量が乾燥工程よりも塗装排気が数百倍も多く排気していたため、臭気排出強度(OER)として塗装排気がより多く屋外に放出していることが判明しました。

臭気排出強度(OER)とは臭気濃度×排気風量で表される臭気の全体量のことを指します。
  
  

  
  
実際に工場周辺を歩き回った結果、周辺で感じられる臭気は塗料臭気でした。

お客様としては、塗装工程の排気臭気については、水洗ブース内に薬剤を投入し、水質管理を行って臭気問題は解決されたと考えておりました。

しかし、実際に臭気を測定し、周辺での臭質を確認した結果、塗装工程の排気臭気であることが間違いないと判断されました。

今後については、脱臭装置を設置する場所がなく、水洗ブース内に投入する薬剤を変更して臭気対策ができないか検討することになりました。

このように、実際にお客様が考えられている臭気発生箇所と、実際に周辺へ影響を与えている臭気発生箇所が異なることは多々ございます。

しかし、臭気を測定し、比較することで実際に対策が必要な排気系統を絞り込むことが可能となります。

臭気でお困りの場合、まずは現状把握を行うためにも臭気対策コンサルテーションを実施し、どの系統を対策する必要があるのか、どの程度の脱臭性能が必要なのかを検討して頂くことを推奨致します。
 

  
  
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