今年4月に長女が生まれ、2児の父となりました
チーム60Hzの山田大介がお届けします。
もう6月です。この間まで寒いとか言っていたのに今では
半袖が当たり前の季節なんて、ほんとに時間が過ぎるのが早い。
暖かくなると、
窓を開けて~、
網戸にして~、
外から臭気が入ってきて~、
においが気になりだして~、
はい苦情!
というような事が起きやすいです。
当社も春と秋に臭気の相談が増えます。
さて、
東海地方の某工場へ納入された酸化機能水を噴霧する
ハイブリッドスクラバー「デオミストTypeW」。
元々燃焼装置が設置してありましたが、燃焼装置の維持費用を
落としたいとの希望があり、脱臭テストを実施して同等の脱臭
効果が確認出来た為、実機導入が決定。
今年の3月に季節外れの雪が舞い散る中、設置を行いました。
本来ならばハイブリッドスクラバーTypeHかHⅡが妥当なん
ですが、水処理設備が無い工場なので極力排水を抑えたい為に
消臭剤噴霧方式となりました。
排水処理設備があればPHやBODを排水基準に満たす事が出来る
のですが、本工場はありません。
なのでPHを調整する為のテストを実施してきました。
それがこの写真。
酸化機能水は中性域なのですが酸性の発生臭気を酸化機能水で
捕集接触させると、どうしても酸性の排液が発生します。
排水が酸性に傾くので苛性ソーダを点滴してやるとPH試験紙で
中性域まで排水が戻ってきました。
PH問題はクリアできましたが、臭気除去がうまくいっている
かが問題です。
苛性ソーダを注入した酸化機能水の脱臭性能に差は・・・・・。
ありませんでした。
めでたしめでたし
臭気の対策には費用が意外と掛かります。
また脱臭対策設備は生産性も無いので、設備投資ランキングの
中でも順位は低いです。
但し悪臭防止法という臭気を取り締まる法律があります。
工場やその他の事業場における事業活動に伴って発生する悪臭を
規制することにより、悪臭防止対策を推進し、生活環境を保全、
国民の健康の保護に資することを目的。
簡単に言うと、事業活動に伴って発生した臭気で近隣住民の生活
環境を損なってはだめですよ、そうならないように臭気の規制を
しなさいよと言っているのす。
臭気が気になる事業主様、まずは臭気の測定から始めませんか。
弊社は臭気の測定から最適な脱臭対策までご提案可能です。
お気軽にご相談して下さい。
それと、勉強中でまだ正確な事は説明出来ませんが、年季が入った
燃焼式の脱臭装置や電気代ガス代がかかる設備の更新を検討して
いる事業主様がいましたら、エネルギー使用合理化等事業者支援
制度というものがあります。
条件が合えば納入設備に対して補助金が得られます。
このような制度は活用すべきです。
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