いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
臭気判定士の原田です。
今回は臭気対策コンサルテーションでの実際の臭気の拡散状況の確認について
ご紹介させていただきます。
弊社では臭気対策コンサルテーションとして様々な工場から発生する臭気を
測定し、その臭気がどこまで飛散するかシミュレーションを実施しております。
このシミュレーションは、排気口の臭気指数を測定し、排気口の口径、向き、
温度、高さ、周辺最大建物高さなどをシミュレーションソフトに入力し、
臭気がどの程度薄まりながら地上に到達し、一般的に無臭レベルとされる
臭気指数10以下になる地点が何m先になるのかを計測しております。
但し、あくまでもシミュレーションでの結果となるため、常にシミュレーション
結果の状態になるわけではございませんし、シミュレーションよりも実際は
遠くに臭気が飛散していることもございますので、弊社ではシミュレーションと
併せて周辺調査を実施しております。
この周辺調査では、実際に臭気判定士2名が敷地外を歩き回り、臭気を風下へ
追っていき、どこまで臭気が確認できるか調査する内容となっております。
この作業を実施することでシミュレーションとの誤差を確認することが
可能となります。
現地で覚えた臭気を風に乗って飛散した臭気を追って風下へ追っていくと、
ふと臭気がなくなる瞬間があります。
その地点までは臭気が実際に飛散していた証拠としてプロットし、何日も
かけてプロットを集めることで実際の飛散距離をまとめていきます。
この結果を得ることによってシミュレーションで得られた飛散状況が本当なのかを
お客様にご納得いただく証拠にもなります。
過去の現場でも、シミュレーション上では3㎞先まで臭気が飛散する結果となりましたが、
周辺調査でも実際に3㎞先でも臭気を官能することが出来ました。
このことをご報告すると、そこまで臭気が飛散していたとは知らなかったと驚かれる
こともございます。
シミュレーション結果だけではPC上の計算でしかないので、疑心暗鬼になる気持ちもわかりますが、
実際に臭気を感じたとご報告するとすんなりと受け入れていただけることが多い業務です。
シミュレーションや周辺調査で得られた結果から、実際に排気から発生する臭気を何%脱臭すれば
対策目的をクリアできるかを逆算し、対策目的に見合った脱臭装置を選定する作業へ移行していきます。
臭気測定は人の鼻の官能で測定を行うアナログ方式となり、周辺調査も人の鼻の官能で
判定を行うアナログ方式となります。
一方シミュレーションでの計測はPC上で行うデジタル方式となります。
双方の利点を生かし、活用しながら弊社では臭気対策を行っております。
現在の臭気発生状況を事前に把握しておきたい、対策したいがどこまで対策する必要があるのか
検討したい、目に見えない臭気を目で見える形で捉えて対策目的を設定したいなど、ご希望が
ございましたら一度ご相談いただけますと幸いです。
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脱臭装置・脱臭機・臭い対策の業務用専門会社|共生エアテクノの公式サイトは こちら→ https://www.201110.gr.jp/ です!
㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→https://ameblo.jp/nioideka/
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