みなさんこんにちは。
最古参の臭気判定士にして楽天男の佐々木です。
今日は機械油を含む廃水の水質浄化と臭気対策です。
タイでの自動車関連工場の廃水で、廃水中に機械油を含んでおり、
例えるならワキガ様臭気が周辺に漂っております。
専門的ですとCODが6000mg/L以上、BODが1500mg/L以上、
Phも5.0台と酸性に傾いており、処理をするにも非常に難しい廃水です。
しかしこのままでは、周囲の工場にも迷惑をかけるし、
いずれは問題となるおそれもあり、今後の事も考えて、
廃水処理対策の実機設計前テストに踏み切っていただきました。
<写真↑ 最初は泡が出ましたが落ち着きました>
テストは、弊社の扱う高効率散気管「アクアブラスター」を利用しておこないました。
廃水をポリドラムに80L程採水し、アクアブラスターを稼働させての実験です。
最初は泡がよく出ましたが、そのうち落ち着いてきました。
デモ機現地に持ち込み、24時間後、48時間後とサンプリング採水し、
第三者機関に分析を依頼しました。
そうしたところ、CODもBODも半分以下の値となり、
Phもほほ中性となり、先方の廃水基準にだいぶちかずくことに成功しました!!
<