臭気対策コンサルテーション」カテゴリーアーカイブ

アクリル樹脂加工時に発生する臭気対策


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いつも本ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、臭気判定士の原田がお届します。

今回は、活性炭脱臭装置デオキーパーについての事例をご紹介させて頂きます。

アクリル樹脂加工を行っているお客様より、屋外臭気対策についてご相談を頂戴しました。

実際の作業状況を確認させて頂くと、アクリル樹脂をレーザーカットする機械があり、
カットする際にアクリル樹脂成分が揮発し、臭気を発生させておりました。

発生した臭気はファンで強制的に吸い込み、付属しているフィルターを通過して
屋外に排気をしているとのことですが、フィルターの効果がいまいちとのことで
工場周辺に臭気が飛散している状態でした。

アクリル樹脂から発生する臭気に対して、活性炭で臭気を低減することが可能か、
また低減した臭気をそのまま屋外に排出して問題ないレベルかを判断するため、
事前の検証テスト及び臭気対策コンサルテーションを実施致しました。

テストを実施しました結果、活性炭にて99.8%の脱臭効率を算出し、そのまま屋外に
排出しても問題ないレベルまで低減することが判明致しました。

活性炭で臭気を低減することが可能か検証テスト

アクリル樹脂加工機は5台あり、全ての排気に対して1台の活性炭脱臭装置デオキーパー
で対策することを推奨させて頂き、実機設計をさせて頂きました。

先日、活性炭脱臭装置デオキーパーのご注文を頂戴し、4月設置に向けて
機器製造中の状態となります。

3月末に弊社技術部より製造工場の出荷前検査を実施し、問題なければ
予定通り4月設置を予定しております。

活性炭脱臭装置デオキーパー

3月にも某食品工場様研究所内の臭気対策としてデオキーパー脱臭装置
納品させて頂いており2か月連続納品させて頂く予定となっております。
西日本担当者も3月中に1台納品させて頂く予定となるので、数ヶ月で
複数台を様々な臭気対策で導入させて頂くことになります。

活性炭脱臭装置デオキーパーは弊社技術開発部により新たな活性炭脱臭装置として
省スペースに設置のできるファン内蔵型の活性炭脱臭装置となります。

今回のような小さな臭気問題にもしっかりと小型装置が活躍出来、
対応することができる弊社の強みとなりました。

臭気についての小さな問題から大きな問題まで、色々と対策させて頂くことが可能となります。
臭気でお困りでしたらご相談頂ければ幸いです。

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臭気対策コンサルテーション&脱臭テスト



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いつも本ブログをご覧いただいている皆様、こんにちは。
今回の担当は、臭気判定士の原田です。

今回は、臭気対策コンサルテーション&脱臭テスト
についてご紹介致します。

先日、弊社に食品工場様より臭気対策のご相談を頂戴しました。
今まで数多くの食品工場様の臭気対策をお手伝いさせていただいていますので、
今回も早速、最短日程にて現場へお伺い致しました。

現地にて打ち合わせを行うと、工場周辺の1㎞以上先まで臭気が飛散している
とのことで、工場内のどの個所から飛散しているか調査を行うことになりました。

様々な臭気発生源がある中で、特に臭気が強く、排気量の多い排気口があり、
臭気拡散シミュレーションを実施すると間違いなくこの排気口問題となっていることが判明致しました。

また、調査を実施中に工場周辺を歩き回り、実際にどこまで臭気が飛散しているかを確認しましたが、
確かに1㎞先でも臭気を確認することが出来ました。

臭気調査/臭気飛散の確認

調査内容をまとめ、対策方法を検討させて頂いたところ、90%以上の脱臭効率が
必要であったことから、スクラバー方式での対策方法を御提案させて頂きました。

小型のスクラバーテスト機を使用し、実際の臭気と接触させ、どのような条件であれば
どこまで脱臭できるかを確認する検証テストを実施致しました。

その結果、敷地境界線での規制値がクリアできる条件が判明したため、
実機詳細設計を行い、ご提案をさせて頂いております。

小型のスクラバーテスト機による検証テスト

弊社では様々なスクラバーの機種を取り揃えておりますが、更に最新型の
スクラバーでのテスト検証を実施させて頂きました。

従来品に比べ、低圧損型、低価格での提供が可能、、接触効率向上を達成できた製品となり、
今回のテストでも満足のいく結果となって一安心しました。

粉塵が多い場合は前処理が必要となることが唯一の欠点ですが、
排気に粉塵が少ない場合は本製品でのメリットが多い為、
今後は最新型のご提供が増えていくことになると思います。

現在は工事関係の詳細打ち合わせを行っておりますので、
実際に実機対策を実施致しましたらまたご報告させて頂きたいと思います。

臭気調査脱臭作業・カビ対策はもちろん、
病理検査室のホルマリン対策でお困りでしたら、
ぜひ弊社共生エアテクノまで!
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脱臭設備の脱臭効果を上げる為に!


 
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今回は、共生エアテクノチーム60hzの臭気判定士
山田大介がお送りします。

この間、北海道へ出張臭気コンサルテーション
してきましたのでそのお話をします。

7年前にお問合わせがあり、マイクロゲル消臭剤
希釈タンクユニットを納入させていただいたお客様から
脱臭効果を上げたいと相談を受けました。

水産加工関係の会社なので魚独特の臭気があります。

前処理→加工→残渣の活用と無駄はありませんが、
残渣を使って魚粉製造をしている工程で発生する臭気の対策に
マイクロゲル消臭剤を使用しています。

マイクロゲル消臭剤を排気ダクト内に噴霧していますが、
噴霧量の変更・希釈倍率の変更・添加剤の追加等を行い、
脱臭効果の確認を行いました。

使用薬剤変更の効果を見る為 テーブルテスト

使用薬剤変更の効果を見る為 テーブルテストを実施

塩素系の添加剤を点滴する事で、生臭い臭気が薄らぎますし、
噴霧量を上げる事で気液接触率も上がるので、臭気も低減します。
また、使用薬剤を変更した場合の効果を見る為、
テーブルテストも行い、マイクロゲル以外に酸化機能水での消臭効果も試しました。

臭気レベルが高い為、臭気指数は下がりましたが
鼻の感応ではまだまだ十分に感じます。

鼻の感応ではまだまだ十分に感じてしまう

鼻の感応ではまだまだ十分に感じてしまう

マイクロゲル消臭剤を利用するには原臭臭気を下げる事が必要ですし、
この高いレベルの臭気のままならば新たな脱臭設備が必要です。
このように、既存脱臭設備の脱臭効果を上げる為、
脱臭装置リニューアルの為、新規で脱臭対策を検討したい為、
このような場合に臭気コンサルテーションは非常に有効です。

日本全国からアジアまで対応可能です。

臭気でお困りの事業者様、お気軽にご相談して下さい。

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消臭剤による脱臭効果確認テスト


こんにちは、
チーム60hzの臭気判定士山田がお伝えします。

前回の記事はGW頃でしたが、もう順番が回ってきました。
えっ、もう?って感じです。
7月ですよ、暑いはずだ。
今年はN・A・S・Aが史上最も暑い年になるとかニュースで言ってましたので、
少し階段上がっただけで汗だくなのはそのせいか。
決して太りすぎ、運動不足では無いはず!

さて、
今日のお題は臭気コンサルテーション。
最近は活性炭のデモテストが多かったのですが、
ひさびさに消臭剤による脱臭効果確認のテストを行いました。

活性汚泥の処理施設の臭気対策に、マイクロゲル消臭剤酸化機能水を使用。
今回はデオミストTypeWのデモ機でテストです。

ノズルでマイクロゲル消臭剤と酸化機能水を細かく噴霧します。
フィルターを使用する事で接触効率を高めます。
こんな感じ
デモテスト
 

脱臭テストと同時進行で、作業時の臭気変動も確認しました。
周辺の臭気影響を確認。
こんな感じ
官能検査
けっして、キスミー!って言ってる訳ではありません。
真剣に弊社代表でもあるニオイ刑事が、臭気判定士として臭気を確認しているのです。

 

それと、排気口での臭気変化も測定する為に高所作業車を使用して
屋上ルーフファンから臭気を採取。
こんな感じ
高所作業車

 

共生のロマンスグレーH氏。
今回は場内環境も改善したいとの事でしたので、場内噴霧用の噴霧装置も設置。
こんな感じ
噴霧装置

ファンとノズルがセットになっていて、広範囲に消臭剤が行きわたります。
場内に定点で設置する事で作業環境の改善につながります。

今回の臭気コンサルテーションで、汚泥臭気に
マイクロゲル消臭剤酸化機能水も効果がある事が確認出来ました。

このような臭気コンサルテーションを実施する事で、
適切な臭気対策をご提案出来ます。

臭気でお困りの事業主様、お気軽にご相談して下さい。
いつでも臭気対策のお手伝いをさせていただきます。

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金属回収工場の臭気対策コンサルテーション


 

今回ご紹介させて頂く事例は、臭気対策コンサルテーションについてご紹介致します。

ご相談頂きましたお客様は金属回収を行っている会社様で工場内より発生した臭気を対策したいという内容でした。

現地を確認すると、周辺で独特な臭気を感じることが出来ました。

臭質は電子機器に付属している金属を特殊技術で剥離、回収を行う工程で発生する硫黄臭がメインでした。金属を回収する際に薬液に溶かし込む工程があり、その際に独特の金属臭、硫黄臭が工場内に発生しておりました。

場内の工程を確認すると、金属を回収する際に大きな窯に入れて回収を行っており、窯の中で発生した臭気を局所排気で吸引し、2塔式のスクラバーで対処しておりました。

そのほかにも臭気の発生個所があり、どこが原因で臭気が周辺に飛散しているかを確認するために臭気対策コンサルテーションの実施を推奨し、実施させて頂きました。

調査をしていると、発生している臭気として一番強い系統は局所排気系統と判明しました。
2塔式スクラバーを通過しているため、各スクラバーでどの程度脱臭が出来ているかを確認致しました。

その結果、1機目のスクラバー(水スクラバー)で90%以上脱臭されており、2機目のスクラバー(アルカリ洗浄)で更に80%脱臭できていることが判明しました。

金属回収工場の臭気測定

しっかりとスクラバー脱臭していることを確認いたしましたが、時間経過によって効果が変動するかを確認するため、数時間ごとに臭気を採取しました。
その結果、朝は効果が高いが昼過ぎから徐々に効果が落ちていき、夕方前には脱臭効果がない状態になっていることを確認致しました。

スクラバー内の貯留水を給水せず、一日同じ水を使用されていることから、水が汚れてしまい脱臭に寄与しなくなってしまったためと考えられます。

そこで、貯留水の添加液の変更、量の調整を行い、1日効果維持することが出来るかの試験を合わせて実施することに致しました。

その結果、一日水を入れ替えなくても効果を維持し、更に効果を上げることが出来たため、本テスト結果での実機運用をご提案させて頂きました。

排気ダクトの位置が敷地境界線に近い為、希釈度を計算すると薬液変更だけでは目標値をクリアすることが難しい為、ダクトの位置変更も合わせて実施して頂くことになりました。

そのほか工場内に飛散した臭気が壁面の隙間から外に漏れ出ていることも確認いたしましたので、壁面の補修もご提案させて頂きました。

壁面からのニオイの漏れ
壁面隙間からのニオイの漏れ

今回の臭気対策コンサルテーションの結果から、脱臭装置の新規導入ではなく、現状を把握し、現状設備の改造で目標値まで低減することが調査の結果から判明致しました。

既存の脱臭装置がうまく脱臭できていなかったり、どのような脱臭装置が適しているかを判断したいなどのご要望が御座いましたら、一度弊社へご相談いただければ解決までのお手伝いをさせて頂きます。
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