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ニオイ監視システムデオモニの排気監視ユニットについて



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いつも本ブログをご覧いただいている皆様、お世話になります。臭気判定士の原田です。

今回はニオイ監視システムデオモニの排気監視ユニットについてご紹介いたします。

弊社の人気商品であるデオモニですが、通常のシステムとしては敷地境界線に設置し、
臭気を24時間365日監視する装置となっております。

現在数多くの現場に設置させていただき、様々な工場で臭気監視を行い、各工場の環境対策に貢献しております。

その他の使用方法として工場の排気口から発生する臭気を監視する「排気監視ユニット」というオプション品がございます。
 
排気監視ユニット
 
ニオイ監視システムデオモニはテスト機のご用意がございますので、事前にセンサーに反応するか
検証テストの実施が可能となります。
排気監視ユニットについてもテスト機のご用意があるため、ご要望頂ければ有償となりますが検証テストの実施が可能となります。

先日、とある工場様よりテスト機を用いて排気臭気の監視のご要望を頂戴しましたので紹介させていただきます。

今回の使用目的としては、既存活性炭脱臭装置を使用しており、定期的に活性炭を交換しているが活性炭の交換時期が本当に今の周期であっているのか、実際に活性炭の効果がどの程度持続しているのか把握したいとご相談を頂き、排気監視ユニットの設置を推奨させていただきました。

ニオイ監視システムデオモニの排気監視ユニットは、デオモニ本体でそのまま排ガス臭気を監視すると高濃度臭気によってデオモニ本体が劣化し、故障の原因となる可能性があることから、希釈空気で排ガス臭気を薄めて監視する方式となります。

このシステムを利用して、活性炭脱臭装置通過前、通過後の臭気を同時に監視し、活性炭の劣化具合を目視できるシステムを推奨させていただきました。

活性炭を交換する前に排気監視ユニットを設置し、デオモニによる監視を開始し、活性炭交換後に
数値が低下するのか、運用を続けていくうちに活性炭出口の数値が上昇するのか、上昇するタイミングはいつ頃からなのかを検証テストさせていただきました。

2ヶ月ほど連続運転を実施し、活性炭の効果がどのタイミングで落ちていくのかセンサー値を通じて確認することが出来ました。
 
排気臭測定数値グラフ
 
工場内では様々な製品を製造していることもあり、毎日異なる臭気が発生しており、活性炭の効果も製造内容によって異なっておりましたが、活性炭脱臭装置通過後のセンサー値が上昇傾向になるタイミングが
目視で確認することが出来たため、活性炭の交換時期をセンサーによって判断することができました。

今後は実機設置に向けた監視用PC設置場所とデオモニ排気監視ユニットの設置場所の電波確認テストを実施し、電波感度のテストを実施する予定となります。

「におい」は目に見えないほど小さい物質となるため、センサーを用いた運用方法で目で見える形で脱臭装置の維持管理が可能となります。

今回はセンサーによる排気臭気の見える化についてご紹介しましたが、その他臭気の測定脱臭装置の設計など、臭気に関わる様々な業務を行っておりますので臭気対策でお困りの際は一度ご相談いただけますと幸いです。

 
  
  
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臭気対策コンサルテーション(排気口の高さ、口径の変更による臭気対策の検討)



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いつも本ブログをご覧いただいている皆様、お世話になります。臭気判定士の原田です。
    
今回はいつもご紹介する臭気対策とは少し外れた内容をご紹介いたします。

弊社では臭気対策をメイン業務としている会社となりますが、今回ご相談いただいた内容が、少し変わった内容となっておりました。
 
相談内容が、

「現在排気口を立ち上げて排気をしているが、周辺から苦情があり、対策を行いたいが、排気口の高さ変更、排気口の口径を小さくすることで周囲に与える影響がどの程度変わるか確認したい。」

とのことで脱臭装置の設置ではなく、排気口の高さ、口径の変更による対策を検討されており、臭気対策コンサルテーションを実施しました。

シミュレーションソフトを使用し、排気口の高さ変更、排気口の口径の縮小を行うことで、排出された臭気が周囲に対してどのような影響を与えるか検証いたしました。

その結果、排気口の高さを延長し、排気口の口径を縮小することで希釈拡散性能が向上し、周囲に対して影響が小さくなることが判明しました。
 
排気口臭気対策イメージ
 
しかし、現在使用中の排気ファンが海外製品で、性能曲線がなく、排気口の口径を縮小することで排気性能の低下がどの程度発生するのか不明な状況となりました。

そこで、同様の排気条件になるよう小型のテストユニットを製作し、排気口の口径を縮小することで風量がどの程度減少するか検証テストを実施してほしいとの依頼がございました。

弊社でも過去に排気ユニットの製作は行ったことがありませんでしたが、せっかくなので製作してみることにしました。
 
排気ユニットの製作
 
排気ユニットの製作
 
テストユニットを製作し、実際に口径を少しずつ縮小するとで風量の低減率を確認しました。

排気風量として最低でも必要な量を確保するには、現在の排気口を3/4までであれば縮小することが可能という結果が出てきました。

今後、実機の排気口口径を縮小する工事を実施しする予定とのことなので、テスト結果と同様の風量が確保できるかなどの検証はこれからとなります。

弊社としても脱臭装置を設置しない排気口の高さ延長、口径の変更での対策が初めてであり、このようなテスト装置を作ったこともなかったのでなかなか面白い案件でした。

排気口の高さ延長や排気口口径の変更による希釈拡散効果の増加は見込めますが、実際に排気する臭気の強さは変わらないため慎重に検討する必要がございます。

臭気対策にお困りでしたら、何かしらお手伝いはできるかと思いますのでまずはお問い合わせいただけますと幸いです。

  

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