みなさんこんにちは、
悪臭スナイパーこと中丸です。
今回は久しぶりの企画、臭気判定士の道ですよ。
臭気判定士の試験が11月9日にありましたが、
皆様どうでしたでしょうか。
12月9日の結果発表までドキドキですね。
3度目のチャレンジの私にとっては、
合格発表が待ち遠しい1ヶ月となりそうです。
さてさて、
回答は某掲示板に書き込まれていたりしますが、
計算問題の解き方がわからんという方も
いらっしゃるかと思いますので、
私なりの解釈で適当に回答していきます。
平成25年度臭気判定士試験問題より、
問27
単一成分の閾希釈倍数(臭気濃度)=物質濃度÷閾値濃度ですので、
A・・・1ppm÷0.001ppm=1000 臭気濃度1000 指数30
B・・・1ppm÷0.002ppm=500 臭気濃度500 指数27
C・・・1ppm÷0.01ppm =100 臭気濃度100 指数20
D・・・1ppm÷0.2ppm =50 臭気濃度50 指数17
です。
答えは27ですね、
パッと見でBだけ計算するのがよいと思います。
問28
与えられた条件から、排出ガスの水分量をもとめる問題です。
求め方は、
[水分量の容積(ℓ)÷(水分量の容積(ℓ)+乾式ガスメーターで吸引した
吸引量(ℓ))]×100=水分量(%)
ですが、
温度の補正と圧力の補正をおこなう必要があります。
下記の公式にあてはめると、
Xw=[(3.6g/18g・mol^-1)×22.4ℓ・mol-1]÷[「20ℓ×(273/273+27)×
((100+1.3)/101.3」+「(3.6g/18g・mol^-1)×22.4ℓ・mol-1」]×100%
≒20%
となります。
問29
臭気排出強度(OER)を求める問題です。
OER=臭気濃度×乾きガスの風量より求めます。
与えられた条件より、
臭気濃度・・・臭気指数30=臭気濃度1000
乾きガス風量・・・風量の単位はm^3/分なので、単位を作り出します。
煙道の断面積・・・1m×1m=1m^2
排出ガス流速・・・10m/秒=10m/秒×60秒/分=600m/分
湿り排出ガス風量・・・1m^2×600m/分
水分が10%含まれるので、乾きガスの風量は
600m^3/分×(1-0.1)=540m^3/分
ガスの温度を補正すると
540m^3/分×(273/(273+127))=368.55m^3/分
よって
臭気排出強度=1000×368.55m^3/分=368550m^3/分
となります。
問30
(入口臭気濃度-出口臭気濃度)÷入口臭気濃度×100%=脱臭効率を
用いて計算します。
A~Eを比べるとDだけ明らかに脱臭効率が低いのが分かりますよね。
ちなみに臭気指数が
-10されると、90%の脱臭効率
-20されると、99%の脱臭効率です。
D以外のものは指数で10以上すくないので、
90%以上の脱臭効率を持つことは明らかですね。
Dを計算してみると、
臭気指数30(臭気濃度1000)、臭気指数23(臭気濃度200)
脱臭効率=(1000-200)÷1000×100%=80%
となります。
それでは、次回は分析統計の計算問題を見ていきましょう!
楽しくないですが、お楽しみに!
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