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食品製造時の臭気対策事例


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こんにちは、悪臭スナイパーの中丸です。

いつも通り、どうでもよい話から・・・。
上野の東京都美術館で開催されている永遠の都ローマ展に行きました。
  
   
永遠の都ローマ展1 永遠の都ローマ展2
  
  
書物が失われてしまったので詳細がわからないダキア戦役の戦況推移を残した記念碑、トライアヌス記念柱の一部(複製)は写真が撮り放題でした。
実物は30m近くあるそうで、柱の下から上まで螺旋状に各場面が彫られているそう。フォロ・ロマーノに行ったら双眼鏡でじっくり見てみたいものですね。

「ローマ人の物語」もやっと紀元350年ごろまで読み進み、すでに統治システムは崩壊して滅亡までまっしぐらです。
ローマ帝国崩壊の原因は色々考えられるそうですが、すべては初代皇帝ユリウス・カエサルの残したこの一言で片が付くのではと思います。

「どんなに悪い事例とされていることでも、それがはじめられたそもそもの動機は、善意によったものであった。」

じゃあどうすれば良かったか?という問いが湧くわけですが、正解はなく、永遠にトライ&エラーを繰り返すのが歴史であり人生なのか・・・というのが最近の気づきです。

さてさて、今回は食品製造時の臭気対策事例をご紹介したいと思います。
香料を含む食品製造時に、乾燥機から排出される臭気を対策したいとの事でご相談頂きました。

・現在の製品製造時は特に問題ないが、今後、臭気の強い香料を使製品の製造を開始する
・住宅地に囲まれた工場である為、そのまま排気すると臭気苦情が発生する可能性がある

との事で、臭気対策を検討したいとの事でした。

過去に臭気測定をした事がなく、どの程度の臭気レベルになるかの予想がつかなかった為、活性炭脱臭装置「デオキーパー」「ゼオガイア脱臭装置」の2パターンの脱臭装置のご提案をさせて頂き、まずは処理風量のみのデータから、脱臭装置本体にかかるおおよその概算費用を算出し、費用感を検討して頂きました。

その後、これらの脱臭装置でどの程度臭気を低減させる事ができるかを確認する為、現地にデモ機を持ち込み、効果検証テストを実施する運びとなりました。

検証テストは以下の流れで実施します。
①乾燥機の排気口にアルミダクトを繋げ、排気の一部をデモ機へ接続
②デモ機を稼働させ、臭気が発生したタイミングで入口側・出口側の臭気を採取
三点比較式臭袋法を用いて、採取した臭気の臭気指数臭気濃度測定を実施
臭気濃度の測定結果から、デモ機の脱臭効率を算出し、脱臭装置の効果を検証
  
  

  
  
得られた結果は下記の通りとなり、
  

 
・どちらの装置も条例で定められた臭気規制基準(2号基準)もクリアできている事
・設置場所が限られ、装置が比較的にコンパクトになる事
から、ゼオガイア脱臭装置を設置していただく事となりました。

何事にもトライは必要です。臭気対策にご興味があるようでしたら、ぜひ弊社までお問い合わせください。(臭気対策でエラーはしませんよ!)

  
  
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工場内の臭気調査について


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こんにちは、悪臭スナイパーの中丸です。

いつも通りどうでもよい話から・・・

昨年末くらいから読み進めている「ローマ人の物語」もやっと半分くらいまで来ました。ハドリアヌス帝の治世が終わったところです。古代ローマ帝国の勢力圏も最大版図となり、軍隊も連れずに、皇帝が各地を視察できるような平和な時代、パクスロマーナです。
この先はローマ帝国は衰退していくようなので少し読む気が萎えてしまって、若干積読気味です。

ハドリアヌス帝と言えば、少し前に話題になった映画「テルマエ・ロマエ」が舞台としている時代です。
当時観た時は、ローマ人が現代にタイムスリップしてわちゃわちゃするコメディ映画という記憶でしたが、古代ローマの歴史を少しかじってから観ると、さらに面白いのです。

テルマエ・ロマエ
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物語の終盤、「アントニヌス様が死んでしまうと、ハドリアヌス帝は神格化されないんだよ!」みたいな感じの重要なシーンがあります。
唐突に出てきて何の説明もないので、意味がわからずスルーしてしまうところです。神格化に何の意味が・・・と思いますが、今は違います。

後の皇帝、「アントニヌス・ピウス」のピウス(慈悲深い)たる所以のエピソード。要約すると「元老院から嫌われているハドリアヌス帝が死んだあとに、アントニヌス様に元老院を説得してもらわないと、ドミティアヌス帝のように記録抹消刑に処されてしまうのよ!」という意味です。(たぶん)
映画では一切触れられていないので訳が分かりませんが、このエピソードを知っていると、「まじでアントニヌス様を助けないと!」となって盛り上がる場面でした!

この他にもいろいろと古代ローマ帝国やハドリアヌス帝のエピソードが散りばめられており、楽しませてくれる映画です。原作漫画も読み始めましたが、同じ作者さんの「プリニウス」にも手をつけてしまって、漫画も積まれていきます。

少し知っていると、「テルマエ・ロマエ」がさらに楽しめますよという、今更な話でした・・・。

さてさて話を現代に戻します。今回は工場内の臭気調査についてご紹介させていただきたいと思います。

弊社では、臭気調査と言えば、オフィスビルや飲食店、個人様の住戸等で、定期・不定期に発生する異臭の発生原因を特定する調査を業務として行っております。

この調査の発展となりますが、工場内の臭気調査も対応しております。

工場担当者様から、

・工作機のどこから臭気が漏れているのかわからないので、漏洩箇所を特定したい
臭気対策のため、工場内に新しく給排気システムや、集塵機・ミストコレクターを設置したいが、設置前後について、臭気ベースで評価したい
・臭気を屋外にそのまま排気したいが、問題にならないか事前に調べたい
・離職理由に「臭気」があり、工場内の労働環境を改善したい

等々の理由で、工場内の臭気調査についてお問い合わせを多く頂いております。

工場内の臭気調査は主に以下の調査項目を実施し、工場内の臭気発生個所の特定や臭気のレベルを数値や図で可視化していきます。

①嗅覚による臭気発生源の特定
工場内をくまなく嗅ぎまわり、臭気発生源を特定します。工作機械やベルトコンベア等、それぞれの機械周りについても確認を行い、どこから臭気が漏洩しているのか等を特定します。
臭気発生源の特定ができれば、それについての対策も検討可能となります。

漏洩箇所の特定
漏洩箇所の特定

②臭気飛散状況の可視化
発煙管で煙を発生させ、流れを追っていくことで、工場内の気流がどのようになっているかを確認します。工場内の風の流れや、臭気が拡散するルートを可視化する事で、給排気の位置・風量の見直しや、局所排気装置の導入等の対策に役立てる事ができます。

発煙管による気流確認
発煙管による気流確認

③臭気の強さのマッピング
工場内を一定の区画に分けて、6段間臭気強度表示法を用いて臭気の強さをマッピングし、可視化していきます。工場内でどこが臭気が強いのかが一目でわかるようになります。
臭気対策前後でマッピングを行い、結果を比較する事で、臭気対策の効果が目に見えてわかるようになり、対策設備導入の評価に役立ちます。
    

6段階臭気強度測定
6段階臭気強度測定
臭気のマッピング
臭気のマッピング

    
どこから手をつけて良いかわからないような臭気対策も、まずは工場内臭気調査からスタートする事で、臭気問題解決に近づくと思います。
臭気でお困りの事がございましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください。
経験豊富な臭気対策コンサルが対応させて頂きます。

 
  
  
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