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アナログとデジタルが融合した(?)ニオイセンサーについて


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こんにちは、悪臭スナイパーの中丸です。

つい先日、ポータブルカセットプレイヤーが新発売になったとニュースがありました。
カメラでも、コンパクトフィルムカメラも新製品を大手メーカーさんが開発中との事で
世の中はレトロブームですね。
どちらも使った事はあるので食指は動きませんが、なんか気になりますよね。
再生ボタンを押し込む感覚とか、フィルムを巻く感じとか。

という事で、つい最近、ポータブルCDプレイヤーを買いました。
暗闇で緑に光って、先っぽを捻るリモコン!使ってみたかったんですよね、これ!
中学生時代くらいだったかと思いますが、あのリモコンは憧れの存在でしたね。(私だけか)
 
ポータブルCDプレイヤー
 
CD1枚しか聞けませんが、iphoneと同じくらい軽くて良い感じです。
ガム電池も未だに売ってますので、壊れるまで使えそうです。でもiCDとか発売されたら買い替えてしまいそう。

本1冊・CD1枚、持って出かける休日も良いですね。そんな感じです。
(静かなところで聞いていると、シャーシャー煩いです)
 
 
さてさて、脱臭業界にレトロブームはないですが、アナログとデジタルが融合した(?)ニオイセンサーについて、その仕組み・数値の意味についてご紹介したいと思います。

弊社で販売しているニオイセンサーは、定置式はニオイ監視システム・センサーの「deomoni」、ハンディタイプだと「POLFA」となります。
どちらも金属酸化物半導体を使用したセンサー素子となっており、仕組みは以下の通りとなります。

ニオイセンサーは、ヒーターと金属酸化物半導体によって構成されています。
ヒーターで暖められ高温となった金属酸化物半導体は、通常の空気中においては、半導体表面上で自由電子と酸素が吸着する事により、半導体の自由電子数が少なくなり、電気が流れにくい状態となります。(抵抗値が上がる)
一方、臭気(還元性電位をもつ)のある雰囲気下では、自由電子と吸着した酸素が、高温で臭気と反応し、半導体表面から離れます。半導体の自由電子数が多くなり、電気が流れやすい状態となります。(抵抗値が下がる)
臭気の濃度が高くなるにつれ、抵抗値が下がりますので、より電気が流れやすくなります。
通常の空気中と臭気雰囲気下でどれだけ抵抗値が変化したかを比較する事で、臭気を検出しています。”
 
 
においセンサー素子の仕組み
 
 
以上のように、数値は変化量を表しているので単位がないのですが、この数値に意味付けをする事ができます。その方法の1つとして、センサー値と臭気濃度を紐づける方法となります。(センサー値-臭気濃度での検量線作成)
 
臭気調査 臭気測定
 
臭気濃度を簡単に説明すると、「ある臭気を無臭空気で薄めていったときに、何倍に薄めた時に臭いが感じられなくなるか」の倍数を表しており、例えば、臭気濃度1000は、無臭空気で1000倍に薄めると臭いが感じられなくなる強さの臭いという意味になります。

センサー値が100の時:臭気濃度10(臭気指数10)
センサー値が1000の時:臭気濃度1000(臭気指数30)
 
臭気濃度とセンサー値の検量線
 
と言った具合で、臭気濃度を測定した臭気と、その臭気のセンサー値を測定する事で、検量線を作成します。

センサー値の意味付けができれば、工場敷地での臭気監視がより具体的にできるようになります。
工場等の敷地境界で悪臭防止法の定める、1号規制の臭気指数での基準値が「10」だったとすると、センサー値が100の時に臭気指数10であるので、センサー値が100を超えたら、1号規制をオーバーしているという判断ができるようになります。

100を超えたら、発報(パトライト、メール)をする、脱臭装置を稼働させるなど、ニオイ監視システム「deomoni」を使えば、人間の鼻で臭気の監視をしていなくても、センサーで常時監視が可能となります。

ニオイセンサー臭気対策について、お困りごとがありましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください。

執筆者
株式会社共生エアテクノ 営業部技術課 中丸(悪臭スナイパー)
実務経験:13年
資格:臭気判定士、第2種電気工事士
趣味:読書(歴史物)

  
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プロの調査でも予想外の事はある


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いつも本ブログをご覧いただいている皆様、こんにちは。
病理検査室のホルマリン対策臭気調査をメインに行っている、
臭気判定士・作業環境測定士の佐藤です。

年末年始関係なく、仕事が入れば現場に向かう生活を送っています。
年末はバタバタとしておりましたが、年始はゆっくり休めました。
今回はそんなバタバタの中で行った調査についてのご紹介。

現場は某学校。
階段を中心に臭気が発生するとのことで調査に行きました。
現場では特に気になる臭いを感じませんでした。
いつものように専用の薬剤を使用して排水系に不具合があるか確認。

においセンサーPOLFA(ポルファ)

階段室天井裏でセンサー反応が少しありましたが、においはありません。
追加で色々と試した結果から、ここは問題ないと判定。

ニオイセンサーPOLFA(ポルファ)"

階段室周辺の排水に関する場所でセンサー反応を確認しますが、異常なし。
こうなると考えられるのが、実は異臭は無く設備的にも問題ないという結論。
念のため汚水槽の強制排水を実施しました。
すると階段室周辺に悪臭が。

臭気センサーPOLFA(ポルファ)

汚水槽が関係あり外部にも関係があるのは通気です。
ただし、ここの通気は逆止弁が付属されており、センサー反応も臭気もありません。

階段室も外部もにおいがしますが、特に強い場所がありません。
色々と考え、別の方法も試すため一度出直しとしました。
それでもわからなければ迷宮入り案件となりますが、今回は解決できました。
こちらについては、またご報告の機会があれば。

臭気調査脱臭作業除カビ・防カビ作業病理検査室のホルマリン対策まで。
その他においとカビのことでお困りであれば、ぜひ弊社共生エアテクノまで

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