臭気調査」カテゴリーアーカイブ

フロアで不定期に発生する汚水臭



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こんにちは、悪臭スナイパーの中丸です。
  
引き続き読書の秋です。前回ブログに引き続きですが、塩野七生さんの「海の都の物語」を読んでました。「レパントの海戦」は、スペイン&ヴェネツィアの連合軍とオスマン帝国の一大海戦のお話ですが、理系専攻の私からすると、大国であろうスペインと肩を並べるヴェネツィアって何ぞ・・・となるわけです。
文庫本を読むと、最後のページは出版社おすすめの小説紹介がでてくると思います。そこで見かけたのがヴェネツィア共和国の興隆と衰亡までをまとめた「海の都の物語」です。あらすじとかはamazonで・・・。秋の夜長にピッタリなお話ですので、手にとってみてください。
  

   
さてさて、今回は臭気調査のお話です。
飲食店で不定期に異臭が発生してお客さんが帰ってしまう、オフィスビルで悪臭が発生して仕事にならない等々、どこからともなく悪臭が発生して、不定期に臭いが発生するので、原因が特定できない・・・という臭気問題について、弊社では異臭発生源の特定調査(=臭気調査)を行っております。

今回は、オフィスビルの管理会社様からお問い合わせを頂きました、フロアで不定期に発生する汚水臭について、お問い合わせから調査、その後の対応までの流れをご紹介したいと思います。

① お問い合わせ
管理会社様から「オフィスビルの1フロアで汚水臭が発生しており、原因が特定できないので調査を検討している」とのお問い合わせをお電話にて頂きました。お話をお伺いしながら、調査方法のご説明をさせていただきました。
調査を実施したいとの事でしたので、「メールでのお問い合わせ」にお客様の情報をご入力いただき、メールで図面や見積等の書類関係のやり取りを進めていきました。
  

  
② 現場お打ち合わせ
現場に訪問して臭気を確認する事で、異臭の発生場所・原因が予測できてしまうケースもあり、現場訪問=臭気調査となってしまう事から、調査前の現場確認は実施しておりません。しかしながら、テナント様やオーナー様と調整が必要等の理由により、現場でのお打ち合わせを実施する事もございますので、必要に応じてご相談ください。
今回のケースでは、現場にて管理会社様とお打ち合わせさせていただき、調査方法の詳細説明や、臭気発生状況のヒアリングを実施し、調査実施に向け調整を行いました。
週明けの早朝が一番臭気が発生しやすいとの事でしたので、弊社からいくつか調査候補日を提示させていただき、調査日を決定しました。

③ 調査当日
さて調査当日です。現場に訪問すると、事前の情報通り、オフィスフロアで汚水系の臭気が漂っている事を確認致しました。臭気が強いところを辿っていくと、オフィスフロアに隣接するトイレにたどり着きました。トイレ内洗面台、大便器周辺、天井裏と確認していくと、天井裏で最も臭気が強い事がわかりました。
汚水系臭気の場合、汚水配管系統からの臭気漏洩が疑われます。天井裏を確認すると、上階からの汚水配管がPS内に落ちてきているが確認でき、汚水配管を目視で確認してみると、腐食により穴が開いてしまっている事が確認できました。PS内に潜り込み、該当する配管に鼻を近づけると、強烈な汚水臭が確認できました。
  

  
平日は空調が動いているので、PS内で漏洩した臭気は、トイレ内の換気扇から外部へ排出されていたようですが、休日になると空調が停止し、臭気がオフィスエリアにまで漏洩してしまうので、週明けの早朝が一番臭気が発生するという状況になっていたという事がわかりました。

④ 報告書
調査結果を報告書にまとめ、修繕を担当する工事業者様へ共有していただきました。報告書には、臭気発生原因と解決(修繕)方法のご提案をまとめております。弊社では修繕工事はできませんが、報告書を修繕を担当する工事業者様が報告書を見ていただければ、対策方法がわかるよう、記載をさせていただいております。
不明な部分があれば、工事業者様と直接やり取りを行い、ご説明させていただく事も対応しております。

⑤ 結果ご報告
修繕後、臭気の再発生がないかどうか、一定期間様子を見ていただきました。修繕後にピタッと臭気の発生がおさまったとの事でしたので、無事に解決となりました。

このような流れでお問い合わせから解決までの臭気調査は進んでいきます。現場状況や調査の進み具合にもよりますが、ご相談をいただき、調査を実施してから、早い場合は調査当日に原因箇所の特定・修繕が終わってしまう事もございますが、おおむね1~2か月以内に臭気問題の解決が図れると思います。

異臭の不定期発生にお困りの方は、ぜひ弊社にお問い合わせいただければと思います。

  

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臭いの専門家という立場から臭気測定を行います。



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こんにちは、悪臭スナイパーの中丸です。

読書の秋です。去年も一昨年も同じような事を言っていたと思いますが、最近読んだ本を紹介したいと思います。
塩野七生さんの地中海三部作、「コンスタンティノープルの陥落」、「ロードス島攻防記」、「レパントの海戦」を読みました。(表紙がエモい!)

海戦三部作

海戦三部作(コンスタンティノープルの陥落、ロードス島攻防記、レパントの海戦)合本版(新潮文庫)
Amazon Services International, Inc.による
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/B09JNQK3PH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_JEN3Z3P8SNJKRFASNKJ9

以前紹介した歴史のポッドキャスト「コテンラジオ」、オスマン帝国のシリーズでコンスタンティノープルの陥落が出てきたので気になっていた作品でした。フランス革命シリーズと合わせて聞けば、時代背景も何となくわかり、スムーズに読み進めるのではと思います。

オスマン帝国とキリスト教国との戦争を扱った三作で、コンスタンティノープルの陥落は対ビザンツ帝国、ロードス島攻防は対ヨハネ騎士団、レパントの海戦は対ヴェネツィア共和国+αという構図です。amazonであらすじでも読んでもらった方がよくわかると思います。

強大な兵力で迫ってくるオスマン帝国のヤバさ、利害関係で一つにまとまれないキリスト教国のもどかしさ、1000年続いたビザンツ帝国の哀愁、寡兵ながらも勇敢に戦う兵士達の騎士道精神なんかを感じ、興味もなかった地中海ですが、イスタンブール、ロードス島、マルタ島など、一度は訪れて歴史を感じてみたい場所になりました。

さてさて、コンスタンティノープル攻略を決断させた「新アイテム」ウルバンの巨砲や、海洋国家に太刀打ちできないオスマン艦隊を山越えをさせる、というメフメト二世の斬新な「アイデア力」、私にもあったらなと思いますが、なかなか会社の役に立つものも思い浮かばないので、いつも通り、弊社の業務を紹介させていただきます。

このところ臭気測定のご依頼をよくいただきます。事務所内でタバコ臭がする、トイレ臭がする、何かわからないが異臭がするので測定をして欲しい等々、ご相談内容はさまざまです。明らかな臭気があるようであれば、臭気調査のご提案をしておりますが、調査の前に測定をして欲しいというご要望も多くあり、お客様のニーズに合わせて、臭気測定臭気の発生原因調査のご提案をさせていただいております。

室内で発生している臭気については、法律で決まった測定方法や測定基準があるわけではないのですが、弊社では、6段階臭気強度表示法、9段階快不快度表示法、においセンサーによる測定や臭気質の判定を行い、臭気測定としております。
弊社では臭気判定士の資格を持った測定員が測定を行います。臭気判定士は臭気を判定する専門資格ではないのですが、臭いに関する唯一の国家資格となりますので、臭いの専門家という立場から臭気測定を行います。

6段階臭気強度表示法、9段階快不快度表示法
6段階臭気強度表示法は人間の鼻の感応で、臭いの感じ方を数値で表すものです。
においの強さを6段階に分け、0から5までの数値で表示したものを6段階臭気強度表示法と呼びます。同様に、においの快・不快の程度を9段階に分けて表示したものを9段階快不快度表示法と呼びます。

6段階臭気強度表示法

においの程度

臭気強度

無臭

0

やっと感知できる臭い

1

何のにおいであるかがわかる弱い臭い

2

らくに感知できるにおい

3

強いにおい

4

強烈なにおい

5

9段階快不快度表示法

快・不快度

においの質

4

極端に快

3

非常に快

2

1

やや快

0

快でも不快でもない

-1

やや不快

-2

不快

-3

非常に不快

-4

極端に不快

   

  

 
  
6段階臭気強度表示や9段階快不快度表示で臭いを数値化するとともに、臭気があれば(臭気強度2以上)、その時の臭気質(タバコ臭、調理臭等)も形容できる表現で記録をしていきます。

突発的な臭気については、測定員が常時派遣できるわけではありませんので、においセンサー「deomoni」を用いて、常時臭気監視システムを設置し、データログを活用した臭気測定などもご提案しております。

臭気の測定や調査のご依頼は、ぜひ弊社にご相談ください。

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臭気調査に思い込みはNG



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いつも本ブログをご覧いただいている皆様、こんにちは。
病理検査室のホルマリン対策をメインに行っている
臭気判定士・作業環境測定士の佐藤です。

建物の中で排気ダクトは室内の空気を出す、給気ダクトは外部の空気を取り入れる。
そう思っていると解決できないような問題もあります。
今回はそんな事例を紹介。

とある商業施設。室内廊下で臭気がするので発生源を確かめてほしいとのこと。
トレーニングジムが入っているので、そこから臭気が漏れているのではないかと言われていました。
室内廊下で感じたのは芳香剤のようなにおい。
気になったのは室内廊下にあった排気口の1つ。
 
 
室内廊下の排気口
 
「排気口ですよ」と言われたのですが気になってにおいを嗅ぎました。
すると、廊下に漏れているにおいと全く同じ種類のにおいが吹き出してきています。
トレーニングジムに入ってみるとシャワー室があり、排気口が。
 
 
シャワー室の排気口
 
シャワー室の臭気が逆流して室内廊下の排気口から出ていると確信しました。
ではなぜそのようなことが。
これについては、また別の機会に。

臭気調査脱臭作業除カビ・防カビ作業病理検査室のホルマリン対策まで。
その他においのことでお困りであれば、ぜひ弊社共生エアテクノまで

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ホテルで勝手に臭気調査



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いつも本ブログをご覧いただいている皆様、こんにちは。
病理検査室のホルマリン対策をメインに行っている
臭気判定士・作業環境測定士の佐藤です。

地方への出張があるとホテルに宿泊することもあります。
今回はその宿泊したホテルでたまたま遭遇した異臭問題です。
場所は関西圏某所のきれいなホテル。なぜか宿泊料金は特価で3000円程度。
夜にトイレを利用しようと思って気づきました。
ユニットバス内がなんかくさい。

においは典型的な雑排水臭。
気になるのは天井点検口と床の排水口。


  

最初に床の排水口に手を当てて、トラップが切れていることに気づきました。
なんで?と思いつつ、水を流して終了。臭気調査1分。

問題ないと思いにおいを確認。一瞬だけ、今度は汚水の臭気が。
近くにある洗面台のカバーを外して確認しようと思ったその時、
「仕事じゃなかった」と気づき寝ることにしました。

臭気調査脱臭作業除カビ・防カビ作業病理検査室のホルマリン対策まで。
その他においのことでお困りであれば、ぜひ弊社共生エアテクノまで

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まずは簡易的にでも、臭気対策を行ってみたい工場様へ



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いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
弊社共生エアテクノ臭気判定士たちが、スタッフ持ち回りで更新しております。

今回は、臭気判定士におい刑事が担当です。
いよいよ本年2月より、タイ出張を再開しておりまして、
アフターコロナとして、タイの工場の脱臭や臭気対策などにも
ますますお役に立てるように頑張って参ります。

さて、今日は工場の排気臭の対策として、簡易的な方法の1つをご紹介します。
正直に申し上げて、あまりオススメしたくはないのですが、
実際に納入実績は、日本の工場でも、タイの工場でも、多くございます。

それが、排気ダクト内で消臭剤をスプレー噴霧する方法です。
弊社の商品群でいう、「ダクトスプレーシステム」脱臭装置となります。

すでに多くの工場様では、排気臭を外部へ排出するために、
排気ダクトが設けられています。
その排気ダクトを改良し、消臭剤の噴霧ノズルを設置させていただき、
外部のどこかに消臭剤スプレー噴霧ユニットを据え付けることで、
消臭剤をダクト内で噴霧する消臭方法です。

もし、ダクトがないとか、排気ダクトが短い場合は、
弊社の商品群でいう「デオミスト」型として、ボックスも設計しますので
ご安心下さい。

なぜ、オススメしたくないかというと・・。
やはり、スクラバーなどに比べると、脱臭効率が低下してしまうからです。
それをあまり言わずに、消臭剤を売りたいばかりに、
気液接触が十分ではない消臭剤スプレー噴霧を売りつけていくケースも
特にタイの工場ではいまだに多く見受けられます・・。
脱臭専門業者として、大変残念に思いますし、悔しさを感じます。

弊社では、消臭剤スプレー噴霧システムを導入するにしても、
まずはフィールドテストを実施するようにしております。
  
  

  
例えば、臭気と消臭剤をどれくらい接触されるのか。
あるいは噴霧ノズルの設計はどれを選びどこに設置すればいいのか。
さらには、消臭剤の選定はどうなのか。
極力、ランニングコストがかからない消臭剤をセレクトできれば
工場様にとっても、負担が少なくて済みますからね。
ちなみに、フィールドテストは、日本の工場はもちろん、
タイの工場でも、全て実施できる機材と人員をタイに揃えております。
  
  

  
そして、必ず効果検証を実施させていただきます。
フィールドテストから臭気測定。このときには、日本からも臭気判定士
技術の責任者が参ります。いくら簡易的な設備とはいえ、
思うような脱臭効果が出なければ、安物買いの銭失いになってしまいます。
 
   

  
さらには、例えば排気ダクトがないような局所排気ブースで、
工場内に排気しているようなケースでは、弊社では新たに
デオキーパー脱臭装置の室内循環型(工場内で排気OK)のタイプを
開発が完了しております。
消臭剤と違って、水(湿式)を使いませんので、水がNGの工場様などでは、
乾式脱臭装置の雄として、活性炭を用いたデオキーパー脱臭装置
大変有効活用いただけます。
デオキーパー脱臭装置についても、タイにてデモテストから効果検証まで
ばっちり対応できる体制を整えております。

どんどん進化して、脱臭対策の幅を広げて、
多くの工場様の臭気対策に必要としていただけるように。
弊社はこれからも、日本およびタイの工場にて、
臭気に関することでお役に立てるように日々、活動して参ります。

臭気対策についてでしたら、まずは弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

  

  

 

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