臭気判定士合格がマイミッション!!の中丸です。
シリーズ企画:臭気判定士合格への道
を楽しみにしていてくれた皆様、お待たせしました~。
二回目の今回は
「臭気濃度・臭気指数とはなんぞや?」
です。
臭気対策は、悪臭防止法という法律に法り対策を行います。
悪臭防止法を読み解く前に、
臭いをどのように表すかを知っておかなければなりません。
さてさて、突然ですが問題です。
アンモニアが2ppm、
硫化水素1ppm
を比較するとどちらが臭いのでしょうか。
どちらも臭いという真面目な回答(笑)はさておき・・。
ppmの単位同士は比較できますが、
ppmは濃度を表す単位で臭いを表す単位ではありませんので、
2と1を比較できません。
さあ、困りましたね。。。
それなら臭さを数値で表してみましょ~と生まれたのが、
臭気濃度なのです。
臭気濃度とは・・・
とある臭気を無臭の空気で何倍に薄めたら臭わなくなるかという
数値です。
例えば、私のおならの臭いを1000倍の無臭の空気で薄めたところ、
臭わなくなったとします。
すると、この臭いは臭気濃度1000という数値で
表すことができるようになります。
(どんだけクサイおならだよっ・・という突っ込みが、弊社臭気判定士から
来そうですね・・)
臭気濃度がわかれば、私のおならと他人のおならを
数値で比較することができるようになりますね。
あ~、なんていう斬新さ。はやく臭気判定士になりた~い。
臭気指数とは・・・
臭気指数=10×log臭気濃度で表される数値です。
ここで困るのがlogって何よ!?という事です。
私にはわかりません。詳しい事はgoogle教授に聞いてみましょう。
A=logB・・・①
変形させると
10^A=B・・・②
じゃ。
という事のようです。
ようするに
10を何乗(A乗)したらBになりますよという事ですね。
例 log1000=?
10を何乗したら1000になりますか?という意味ですね。
10×10×10という事で3乗したら1000になりますね。
よって、log1000=3です。
例題を解いてみましょう。
○私のおならが臭気濃度1000です。臭気指数でいくらですか?
臭気指数=10×log臭気濃度ですね。
教授の①式、②式より、
log1000=3ですよ。
よって10×3をして臭気指数は30です。
○臭気指数40は臭気濃度でいくら?
40=10×log臭気濃度
4=log臭気濃度です。
教授の②式の形に変形させますと
10^4=臭気濃度
ですので、臭気濃度=10000となるわけです。
以上、「臭気濃度・臭気指数とはなんぞや?」でした。
が、臭気指数がなんなのか、まったくわかりませんでしたね。
臭気指数を理解するにはヴェーバー‐フェヒナーの法則を
知っていなければなりません。
次回、
「ヴェーバーフェヒナーの法則に学ぶ、人類驚異のメカニズム」
です。
お楽しみに!